親父伝説第二十六章｢病に襲われ　入院編①｣｜名古屋金山のパワーストーンショップ vegetto(ヴェジット)

親父伝説第二十六章｢病に襲われ　入院編①｣

2013年07月24日: 親父伝説

　手術が終わり２日程は

　点滴の為　身動き取れない

　入院は約１週間程　個室である

　少しづつ　声も出るように

　でも　いつお見舞い行っても

　親父殿の姿が病室には無いのである

　一体　何処にいるんだ

　帰ろうと思ったら　親父殿を

　発見
　｢ウロウロしてていいの
｣

　｢うん　まぁな
｣と歯切れが悪い

　しつこく聞くと驚くべき事実が

　何と　病室に　お化けが出るから

　部屋には居たく無いと

　はぁ
まさか　親父殿が　お化けとは

　テレビの横に女性が１人

　勝手に　出入りする女性が１人

　極めつけは　足元の女性らしい

　｢○ちゃん　○ちゃんって｣俺の名前を

　呼ぶんだ
　と

　でも　名前を呼ぶって事は

　ご先祖様じゃない

　すると　｢俺は知らん｣

　親父殿が知らなくても　アカの他人が

　名前を呼ぶはずも無い

　｢あの世で呼ばれとるんだわ
　　行ってみらたいいじゃん
｣

　｢さすがに知らん奴には
　　着いていけんだろ
｣

　って　知ってたら行くのかい

　って話しですが　側から見たら

　何て　冷たい娘かと思われるが

　どっちもどっちなので　

　この会話が成り立つのである

　私は思った
ご先祖様　どうぞ

　連れてっていただいても構いません

　と　直談判したい位だが

　私達には見えない

　そんな事情があり　怖くて

　部屋に居たく無いと

　つづく・・

　

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