Vegetto ヴェジット

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親父伝説第二十七章 「更なる病?②」

2013年09月04日

 気分はすっかり白血病の親父殿


 確かに 飲めない 食べれ無いで

 少し痩せ始めた
 だが元々

 大柄なので まだ大きい


 ある日 親父殿と一緒に外食に

 行った
退院を兼ねた食事会だ


 その帰り道 親父殿が私にこう言った

 「次 病気になったら手術はしないから」
 私「分った」

 「葬式はやらなくていいから」
 私「葬式代 お父さん使ったから
   出来んで いいわさ」

 「お母さんを頼むな」
 私「言われなくても知ってます」

 以上3つの事を私に言った


 妹には「お父さんの骨董品を全部
 お前にあげるから 使うなり売るなり
 すればいい」

 妹は思った
イヤイヤ売れないし
 使える物少ないし 困るわよと


 そして こっそりと我息子2人と
 ボソボソ話しているのを聞き耳立てて
 いる私


 「お父さんはもう長くないから
 ママちゃんを助けてやれよ」
 などと 話している


 まだ中1 小1の息子達は
 親父殿の話を真摯に受け止め
 涙ぐんでいる
まるで 安っぽい
 ホームドラマのようだ


 私は言ってやりたかった


 「親父殿は死なないよと


 後日 身内の結婚式があり
 
 出席した親父殿は 周りに

 俺は白血病で もう長くないと

 喋って来たのだ


 それを親から聞いた甥っ子達は

 驚き 数年振りに顔を出したのだ


 これが縁で 又いとこ達と

 親睦会が開かれる事になるのだが

 正直 私達弟妹は 親父殿が

 死ぬなんて これっぽっちも

 思っていなかったのだ


 死相?ってのが全く感じ

 られないのだ


 これは 本能なのか 勘なのか

 分らないが・・ 

 そして いよいよ検査結果が

 出る日である


 果たして 親父殿の運命は


 
 

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